オンライン英会話で学習塾
人口構成の少子化により、学習塾が淘汰の時代に入っています。
すでに有名某大手予備校が大幅な規模縮小に追い込まれてしまいました。
小学生、中学生、高校生を対象にした学習塾あるいは予備校は、
他塾との差別化が緊急の課題となっています。
その差別化のキーポイントのひとつが英語でのスピーキング、
即ち英会話ではないでしょうか。
韓国では、小学生の低学年から英語を習い始め、高校生の段階では
ネイティブから英語で聞かれたら英語で返答すると75%が答えています。
韓国と比較しただけでも、日本の子供達の英会話力の差が
歴然としているのです。
政府の教育方針を検討する担当部会は、
そのような国際情勢を踏まえたのでしょうが、
国際社会で活躍できる人材、グローバル化の中で活躍できる人材を
育成するため、小学校高学年の英語教育を教科としました。
また、3年生から英語に慣れ親しむ活動を開始することが検討されています。
小学校、中学校ではALT(Assistant Language Teacher)を
英語の授業に参加させ、生徒達に英語のリスニング力、スピーキング力が
身につくように学習を行っています。
一方、学習塾の英語の授業をみると、従来の文法やリーディングが
主体となっています。
公的な教育機関である小学校や中学校でもネイティブの先生に
参加してもらっているのです。
学習塾も、英語のリスニング力、スピーキング力を高める学習に
力を入れるべき時ではないでしょうか。
ただ単にCDの英語を聞かせるレベルにとどまらず、もっと実際にネイティブ講師と
生の英会話を練習できる環境を作るべきでしょう。
その際、どうしても費用の問題が発生してきます。
1つの学習塾でネイティブ講師を雇えば、塾の料金が高くなってくるのはやむを得ません。
小さな学習塾であればあるほど、ネイティブ講師を雇うことは難しくなってくるでしょう。
そこでお奨めしたいのが、オンライン英会話(またはスカイプ英会話、
Skype英会話とも言います)です。
生徒達4人程度を集めて、テレビ会議方式で英会話をすれば、
通学式の英会話スクールの1/4程度の費用でネイティブ講師の
レッスンが受けられるのです。
この生徒達の中には塾英語講師にも参加していただいて、
ネイティブ講師の支援をしていただけるのが、学習塾の強みとなるでしょう。
ここで重要なのは、英語を第二言語としている国出身の講師ではなく、
ネイティブ(アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)の
講師を選択するということです。
子供の頃の初期段階の英会話レッスンでは、きれいな英語、
標準的な英語に触れさせるべきです。
塾英語講師は、英文法、語彙、リーディング力を、オンライン英会話は
スピーキング力、リスニング力を担当すれば、塾英語講師とオンライン英会話の
相乗効果が発揮できるでしょう。
早期にオンライン英会話を導入した学習塾が、
他塾との差別化に成功するのではないでしょうか。